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1. 近くのデバイスが見つからない
CrossPasteはサービス検出にDNS-SD(DNS Service Discovery)を使用しています。これはLANでのプリンターサービス検出と同様の仕組みです。もしLANでサービス検出が正常に機能していない場合、いくつかの原因が考えられます:
- ファイアウォールのブロック:ルーターやホストのファイアウォールが、DNS-SDに必要なUDPポート5353をブロックしている可能性があります。これはmDNS(マルチキャストDNS)がサービス検出に使用する標準ポートです。また、ファイアウォールがマルチキャストトラフィックをブロックしている可能性もあり、DNS-SDはマルチキャスト通信に依存しています。
- マルチキャストトラフィックの制限:一部のルーターはデフォルトでマルチキャストトラフィックを無効化または制限しており、これがDNS-SDの機能に直接影響します。一部のルーターのIGMPスヌーピング機能により、マルチキャストパケットが正しく転送されない場合があります。
- セキュリティソフトウェアの干渉:ホスト上のセキュリティソフトウェア(ウイルス対策ソフトやサードパーティのファイアウォールなど)が、DNS-SDトラフィックを潜在的な脅威として誤って識別し、ブロックしている可能性があります。
以下の方法でDNS-SDが正常に動作しているかを確認できます:
各デバイスでCrossPasteを起動する
コマンドラインツールを使用してサービスが検出できるかを確認する
Macデバイスでは、以下のコマンドを実行します:
dns-sd -B _crosspasteService._tcp
Windowsデバイスでは、まずBonjour SDKをインストールする必要があります:https://download.developer.apple.com/Developer_Tools/bonjour_sdk_for_windows_v3.0/bonjoursdksetup.exe
dns-sd -B _crosspasteService._tcp
Linuxデバイスでは、avahi-utils
パッケージがインストールされていることを確認してください。以下はUbuntuの例です:
sudo apt-get install avahi-utils
avahi-browse -r _crosspasteService._tcp
注意:すでに「マイデバイス」に追加されているか、ブラックリストに登録されているデバイスは、近くのデバイスには表示されません。 コマンドラインツールがサービスを検出できるのにCrossPasteが検出できない場合、CrossPasteの問題である可能性があります。その場合は、イシューを提出していただけると助かります。